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歩けるようになったけれど貧血が……

術後1日目の朝ごはんのあと(あまり記憶が確かでない)立ってみることになりました。 立つ前に血圧と熱を測ってみると、上が88くらいを保ったまま上がらず、熱も38度という状態。 看護師さんも首をかしげて困っていましたが、ベッドに腰掛けてから立ち上がってみたところ…… 脳貧血がやってきて、気持ち悪い&冷や汗が出てきたので断念しました。 タイミングよく主治医がやってきたので、血圧が上がらずに立つのが難しかったことを看護師さんが説明すると 背中に入れている硬膜外麻酔(痛み止め)が血圧を下げてしまうとのことでした。 このときMAXの速度で痛み止めを入れていたのですが、どうしても歩けないようなら速度を落とすことに。 お昼を食べたあと再び看護師さんに支えてもらって立ってみました。 するとちゃんと立てるし、点滴台と一緒ですがトイレまで歩くこともできました! 痛みはありませんでしたが、お腹がぽっこりしていて前かがみなのと歩幅が小さかったです。 自分でトイレに行けるようになったので、尿管は抜いてもらいました。 点滴も針ごと抜いてもらって、フットポンプもお役御免となりました。 点滴が入っている間、手がジーンと痺れていて不快だったのですが、それもなくなってスッキリ! 腸閉塞を防ぐためにいっぱい歩こうと気合は十分でしたが、動くたびにすごく疲れました。 主治医いわく「手術で貧血が進んでしまったので、今日は無理しないで」とのこと。 この日の夕食から鉄剤が処方されるようになりました。 夕食後、歯磨きをするために鏡を見てびっくり! 歯茎が色を失っていて、ぶよぶよしていて、歯が全部抜けちゃうんじゃないかと心配になりました。 貧血がひどいとこうなるのかと実感しました。

手術直後の夜〜朝にかけての様子

10年前、一番つらかった(手術したのを後悔したほど)のが『術後1日目』でした。 腹腔鏡ですらおそろしく身体が言うことを聞かなかったのだから 開腹は痛みも伴って……乗り越えられるだろうか、そんな不安でいっぱいでした。 では実際どうだったのか。 手術が終わって病室に戻ってきてからは、ちょっと眠っては目を醒ましの繰り返しでした。 同じ体勢が苦しいなぁ、寝返り打ちたいけど点滴とフットポンプが気になるなぁ、これしかありませんでした。 酸素マスクをしていたはずなんですが、不織布マスクの上から当てられていて実感がありません。 夜には外したのかな? あとは夜中に点滴が終わると結構な音量でブザーが鳴るので 「周りの方ごめんなさい」と感じました(大部屋でした)。 こんな様子で夜が明けました。 朝になると看護師さんがやってきて、熱と血圧を測り、採血もやったような気がします。 それから手術着からパジャマに着替えてちょっとスッキリ。 (お腹に腹帯を巻いているのが分かった) お水を飲んでみようと言われて、ふた口くらい飲みましたが、もういいやって感じでした。 術後〜夜にかけて「水飲んでみたいかも」と思ったように記憶していますが……。 作業は怒涛のごとくに進み、次は水分多めの朝食。 まったく食べられる気がしないのと、テーブルが遠くて食べにくく、ほとんど手をつけませんでした。 身体をうまく起こすことはできませんでしたが、痛みはまったくありません。 お腹のどの辺りを切ったのか、どのくらいの傷なのか、まったく見当がつかないくらいでした。

手術室から病室に戻ってくる

朝一番の手術なので、午前6時半以降は飲み物を含め何も口にしないまま9時前に手術室へ向かいました。 この時点でもまだ下剤は効いていた記憶があります。 手術室(前室)で本人確認と手術内容の確認を病棟看護師と手術室看護師とで行なってから、いよいよ入室します。 前回も思いましたが、手術室看護師さんって本当に心強い存在です。 「不安なことがあったらすぐに言ってくださいね。私たちはすぐそばにいますから」 泣きそうになりましたよ。 手術台に登って上着を脱いで横になると、点滴、硬膜外麻酔と作業が進んでいきます。 違和感ひとつなく硬膜外麻酔が終わって仰向けになると「だんだん眠くなりますよ」と言われて…… 目覚めたときには手術は終わっていました。この時間の飛び方は本当にすごい(苦笑)。 気づいたら病室で寝ていて、母が話しかけてきました。 手術時間は 5時間ほど かかって、筋腫は全部で 32個(! ) 摘出したこと。 出血が1000mlあって(貯血400mlはすべて使用)輸血するかもしれないこと。 ※母が勘違いしていて「輸血した」と言っていましたが、実際は輸血はしませんでした。 術前に聞いていた話と随分違うなぁとぼんやり思いながら、自分の身体を確認してみると 足には血栓防止ポンプ、顔には酸素マスク(普通のマスクの上からだった)、そして点滴をしていました。 まったく違和感はなかったけれど、尿管も入っていました。 痛みはまったくなかったけれど、ずっと同じ姿勢でいるのがやや苦しいのと、なぜか腕が熱かった。 腕を布団の外に出して確認してみると、汗が滴っていました。 そのまま布団の外に出したままにしておいたら、次に見たときには汗は引いていました。

手術準備 入院当日

まだコロナ禍ということもあり、入院数も手術数も減っていると聞いていましたが 入院手続き待ちの患者さん、産婦人科病棟で案内待ちの患者さんは結構いるなという印象でした。 病室が決まり持ち物を片付けてから、最初にやったことは下剤(液体)を飲むこと (腹腔鏡の時は寝る前に錠剤を飲んだ) じつは入院の2日前に健康診断でバリウムを飲み、今週は下剤を飲んでばかりだなとつぶやいてみる。 その後、見たことのないDr.がいらっしゃって内診と超音波検査を受けました(結構長かった)。 どうやらこのDr.はレジデントのようです。検査時にはほかにもDr.が数名いらっしゃいました。 さすがは大学病院。 お昼を食べると下剤が少しずつ効いてきた感じがあってちょっと心配でしたが、次は麻酔科の診察へ。 全身麻酔と硬膜外麻酔を使うこと、そして今回の手術予定時間は 3時間 であることを初めて教えてもらいました。 麻酔科から戻ると、とにかくいろんなDr.(たぶん学生もいる)が来て体調を聞いてくるのですが なんとなくですが、自分が想定していたよりも大変な手術なんじゃないか、そんな気がしました。 明朝9時前に手術室に向かうと言うので「お昼すぎには終わりますかね?」と聞いたら 「それだとご家族を待たせてしまうから……13時とか14時でいいと思うよ」とDr.(主治医) 勝手に、開腹手術なので1〜2時間で終わるだろうと思っていました。 夕食を食べたら24時以降は水分のみ、翌日は6時半以降何も口にできません。 下剤はいい具合に効いてくれました。